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デジタル広告が次のステップへ。正義はやはり勝つものなのか

2017.10.25

デジタル広告

以前の記事( デジタル広告の歴史は終わりつつある?費用を削減するべきか )で、デジタル広告が信ぴょう性に欠けるため、P&Gのように影響力のある企業が、広告費を削減し始めているということをお伝えしました。

P&Gはこの決断を下す前に、最高ブランド責任者のMarc Pritchard氏により、デジタル広告業界全体の不透明性に対する強い懸念を示す声明を発表しました。

実はこの声明以来、デジタル広告業界では、広告詐欺などからブランドを守るための改善策が模索されおり、ついに今月(2017年10月)18日に、その策となる「ゴールドスタンダード」プログラムが発表されました。

「ゴールドスタンダード」プログラムとは?

このプログラムはデジタル広告に対して、3つの行動を約束させました。

1つ目は、広告を掲載している全てのサイトに「ads.txt イニシアチブ」を表記して、広告詐欺を軽減することです。

これにより、サイト運営者やディストリビューターが広告の掲載を許可されているということが、消費者から見ても明確になります。

2つ目は、有害な広告を掲載しないことです。

これによって、軽く、暗号化され、侵襲性のない広告のみが表示されます。

3つ目は、イギリスのオンライン取引の基準を定めるJICWEBSと協力し、安全性を向上させることです。

現在はこのプログラムが、具体的にいつから実施されるのかが検討されています。また、今回発表されたのはこの3つですが、今後拡張される可能性もあります。

プログラムを発表したのは誰?

このプログラムはIAB UKの理事会グループによって発表されました。

IABは、1996年にニューヨークで設立され、デジタル広告における基準の制定をはじめ、動向の調査やデジタル広告にまつわる法整備などを行う組織です。

この組織は600以上の企業から成り立っており、その過半数が欧米の企業になります。

今回のプログラムの制定には、イギリスの23の企業が携わっていますが、その中にはGoogleとFacebookも含まれています。

大手広告主や代理店がGoogleやFacebookを相手に、「広告の透明性を」と訴えてきた論争は、このプログラムによって、終焉をむかえるのでしょうか。

デジタル広告の時代は終わらないのか?

「デジタル広告業界を持続させ繁栄させるには、基準を改善する必要があることに、誰もが同意しています。 IABの定めたゴールドスタンダードは、これを実現す実用的な措置です」と、IABのチーフデジタルオフィサーTim Elkington氏は述べています。

また、「デジタル広告を掲載するメディアの所有者は、それが安全なものであることを広告主や代理店にアピールしていく必要もある」とも述べました。

健全なメディアに、健全な広告が表示されることは、消費者・企業・メディア所有者の3者全てにとって、望ましい環境であることは間違いありません。

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