Pointblank Promotions logoPointblank Promotions logo

NEWS

「1000円と980円」どちらが消費者思い?流行の価格設定とは

2018.01.04

価格設定

店頭でよく見かける「980円」や「1980円」という価格設定。これは「1000円」や「2000円」と表記されるよりも、少し得に見える「端数価格効果」を利用した、言わずと知れたマーケティングです。

この方法を用いると、視覚的に安く感じるのはもちろんですが、980円という価格を見た大半の消費者は、「1000円の商品を20円安くしてくれた」と感じ、「900円の商品を80円高く買わされる」とは感じません。

しかし、このような価格設定が消費者を惑わし、買い物をより複雑なものにしているのでは?という反感もあるのも事実です。

そのため、最近ではあえて「ラウンドナンバー」つまり、「1000円」や「2000円」のようなキリの良い金額を設定する小売業者が増えてきています。

イギリスのスーパーの価格設定

イギリスで、1,152店舗のスーパーマーケットで商品をランダムに選択し、その価格の1の位を調べるという調査が行われました。

その調査では、「0」で終わるラウンドナンバーが54%を占め、「9」で終わるのは、わずか8%を占めました。

大手スーパーマーケットチェーンのセンズベリーズのおいては、調査した商品のうち「9」で終わる価格のものは一つもありませんでした。

しかし、このようなランドナンバーは、本当に消費者にとって良い効果をもたらしているのでしょうか。

仕入れ値を言い当てると…

フロリダ大学で、ある被験者には「ラウンドナンバーの価格」を伝え、他の被験者には「端数価格」を伝え、それぞれに仕入れ値を当てさせるという実験が行われました。

チーズの価格を「5ドル」と伝えられた被験者は、仕入れ値を平均で「3.75ドル」と回答し、「4.85ドル」と伝えられた被験者は「4.17ドル」、「5.15ドル」と伝えられた被験者は「4.41ドル」と回答しました。

チーズ以外の製品でも、同じように実験が行われましたが、結果には同じパターンが見られました。

この実験結果から分かるのは、ラウンドナンバーの価格は、商品そのものの価値を低く見せ、小売業者の利益が多いように見せてしまうということです。

実際に売れるのはどちら?

アメリカのある小売業者が、インターネットで販売していた34ドルのドレスを39ドルに値上げするという実験を行いました。

その結果、注文数が3倍になりました。

実際は5ドル高く買わされているのにも関わらず、消費者は端数効果によって、1ドル安く買っていると錯覚してしまうのです。

「売れれば良い」も「分かりやすければ良い」も…

売れれば良いと「端数効果」を狙った価格を付けるのも、分かりやすくするために、まるで切り上げをしたかのような「ランドナンバー」の価格を付けるのも、消費者にとっては本当に喜ばしいことではありません。

ただ、付けれれてる価格にわざわざ抗議するような消費者は、非常に少ないというのも事実です。

「ラウンドナンバー」が流行っているからと、単純に価格を決めないで、売り上げや倫理観の両方のバランスを取りながら、独自の視点で、正しい価格を設定してみるのはいかがでしょうか。

最近の記事

カテゴリー