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多くのブランドが気付かない「低コストで有効」な宣伝方法とは?

2018.05.09

body shop

「低コストで有効」な宣伝方法と聞くと、SNSやブログを使う、メールマガジンを配信するなど、今ではどこのブランドも使っている方法が最初に思い浮かぶのではないでしょうか。

もちろんそれは間違いではありません。

テレビCMに比べたら圧倒的に低コストで、上手く利用すれば小さな労力で大きな効果を得ることも可能だからです。

しかし、ここで問題になるのは、SNSやブログ、メールマガジン、インターネット広告等を通して、消費者に何を伝えるかです。

インターネットが普及したことにより、消費者は以前に比べ、より詳細な情報を簡単に手に入れることが可能なっただけではなく、ブログやSNSを通して、情報の配信者にさえもなり得ます。

したがって、消費者の心に響くようなブランドのコンセプトがなければ、せっかくの低コストの広告を有効に利用することができません。

逆にそれさえできれば、「低コストで有効」な宣伝が可能になります。

敵を欺くにはまず味方から

これは孫氏の兵法の中にある諺ですが、「消費者の心を掴むには、まずは社員の心を掴むブランドであるべきだ」と置き換えられるのではないでしょうか。

日本でも展開されているイギリス発の自然派化粧品の「The Body Shop」は、これを実践しています。

同社は、「Forever Against Animal Testing」というキャンペーンを実施して、化粧品の動物実験を禁止の署名を今年中に800万件集め、国連に提出することを目指しています。

世界中の一般の消費者から署名を募るためには、世界中にいる同社のスタッフが、このキャンペーンの意図に深く賛同している必要があると、キャンペーンの責任者Jessie Macneil-Brown氏は考えています。

したがって、同社ではキャンペーンが社会的にどのような影響を与えるかを推測する際に、まずは各国のスタッフに、どう影響を与えたかを測定します。

「すべてのスタッフは、会社のブランド大使です。彼らがキャンペーンに触発されていない限り、会社で働いていない消費者がインスパイアされるでしょうか?」

日本でのキャンペーンを見ると

「The Body Shop」は、2011年以降、継続的に東北の被災者の支援を行っています。

震災直後には緊急で支援金を募り、さらに被災地へ化粧品の寄付も行い、現在は被災地の女性や高齢者によって制作されたポーチ等を販売して、収益が作り手側の収入になるような取り引きも行っています。

また、このようなキャンペーンで可視化されにくい「作り手側の収益は具体的にいくらなのか?」ということさえも、同社のキャンペーンのWEBページには明記されていました。

「ちょっと良い」だけでは買いたくない

Jessie Macneil-Brown氏は、下記のようにも述べています。

「消費者は、もはや単純に “ナイス”であるだけでは感銘を受けません。その代わりに、社会に影響を及ぼすようなブランドに、強く引き寄せられます。このため、ブランドのコンセプトは、嘘のない信頼できるものであるべきで、それをビジネスに結びつける必要があります」

社会的にも倫理的にも正しい企業が、ビジネスでも成功を収めるという図式は、大変好ましいものであり、SNS等の普及による副産物ともいえるのかもしれません。

社員が自ら心を動かされ、自社を思わず宣伝したくなってしまうような哲学を持つブランドが、売り上げを自然と伸ばしていくというのは、当然のことのように思えますが、今まで重要視されていなかったのではないでしょうか。

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