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匿名なら何でも言える?SNSいじめを防ぐために出来ること

2018.09.19

SNSいじめ購入を悩んでいる商品や、初めて訪れるレストランなどがあった際に、口コミサイトに投稿されている意見を参考にしたという経験は、現代なら誰しもあるのではないでしょうか。

口コミサイトは、匿名やニックネームで投稿できるものが多いため、顧客や消費者の素直な意見を閲覧することができます。

しかし、誹謗中傷に値するような意見を目にすることも、あまり珍しいことではありません。

匿名の環境になると

スタンフォード監獄実験で有名な心理学者のフィリップ・ジンバルドー博士によると、匿名下では、人は凶暴で暴力的になるのだそうです。

たとえば、インターネット上で有名人を罵っている人も、実査に会うと想像とは異なる、物静かな印象の人だという可能性も十分にあり得ます。

PR TIMESの《炎上に対する意識調査》では、匿名登録しているSNS上でなら、「人間関係で嫌な思いをした際に、名前を伏せて相手を批判できる」という回答が40%を超え、「飲食店の味やサービスが悪い場合に、店名を挙げて批判できる」という回答も、40%近くに上りました。

SNSやネット上のいじめ問題

SNSやインターネットを使ったいじめや嫌がらせは、世界中で問題視されています。

物理的ないじめや、本人に直接悪口を言うのとは異なり、インターネットを使ったいじめは、相手の反応を直接見ることができないため、いじめているという実感に乏しく、発生率も高くなってしまうのでしょう。

イギリスでは12~15歳の若者の34%は、なんらかのいじめや嫌がらせを受けたことがあると回答しました。

他の世代と比較して、繊細な心を持っているであろうこの世代は、デジタルネイティブとも呼ばれ、SNSやインターネットを使用することが当然のようになっているため、使用そのものを止めさせるのは、難しいように思われます。

しかし、インターネットは「全てのユーザーが平等であるべき」という考えが根底にあるため、子ども向きにデザインされていないのも事実です。

若者ほど考える前に行動する?

アメリカ人女性のTrisha Prabhuさんは、SNSいじめによって自殺に追い込まれた若者のニュースに心を痛め、それを防ぐためのシステムを開発しました。

それは、25歳以下の若者ほど、深く考える前に行動に移す傾向があることに基づいて作られた「Rethink」というシステムでした。

そのシステムを導入すると、誹謗中傷を含んだ文章を投稿する際に、「この投稿は誰かを傷つける可能性があります。本当に投稿しますか?」というメッセージが表示されます。

1500人を対象に行った実験では、94%の被験者が投稿を取りやめたという結果が得られました。

SNSいじめをなくすには

Trisha Prabhuさんの作ったシステムは、単純なようですが、たった一呼吸置くだけで、被験者の大半が自分の過ちに気が付くことができました。

子どもにSNSの使用を止めさせるのは難しいですが、自分の投稿を一度客観的に読んでみるよう教育していくことで、インターネットやSNSを使ったいじめは減少するのかもしれません。

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