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雑誌が無意味な媒体に?あるジュエリーブランドの決断

2018.10.17

ジュエリーファッションやジュエリーの業界では、雑誌に広告を掲載することは、いわばブランドのステータスのようでもあるでしょう。

消費者にとっても、雑誌に掲載されている商品というのは、憧れを抱きやすいものです。

しかし、ドイツのジュエリーブランドThomas Saboにとって、雑誌などオフラインのメディアは、「はもはや意味を持たない」ものとなりました。

Thomas Saboは雑誌やテレビCMなどの予算を削り、オンラインマーケティングへの予算を1.25倍に引き上げることを検討しています。

そうは言っても、「意味を持たない」という表現には、語弊があるように感じるかもしれません。

そこで、Thomas Saboがそう言い切る理由に触れていきます。

ターゲットは誰なのか?

冒頭にも述べたように、雑誌で見た商品は印象に残りやすいため、同じものを身に着けたいと考える消費者も多いと考えられます。

しかし、Thomas Saboがターゲットとしている若い世代では、雑誌を購読する人が減少傾向にあります。

Thomas SaboのBernhard Schmidt氏も、中高年にアピールしたいのなら、雑誌のようなオフラインの媒体も決して無意味ではないと認めています。

もしターゲットが若い世代なら、ROIを向上する意味でも、オフラインのマーケティングをオンラインへシフトするべきなのです。

オンラインを活用する魅力とは?

オンラインマーケテイングの魅力のひとつとして、その効果がどのくらいあったのかを容易に計測できるということが挙げられます。

コストを掛けて雑誌に広告を掲載しても、実際にどのくらいの顧客がそれを見て購買したのかということを知るのは簡単ではありません。

オンラインマーケティングの場合、たとえばInstagram上でターゲットに影響力を持つと考えられるインフルエンサーとコラボレーションした場合、顧客やファンの中から何人が商品を購入したかを計測することが可能です。

また、すぐに購入に結びつかなかった場合でも、フォロワーを獲得することは、顧客予備軍を獲得することを意味し、ブランドの認知度向上につながります。

オフラインの広告は全くの無意味か?

それでも、ジュエリーブランドにとっては、やはり冒頭に挙げたような雑誌などのオフライン広告の魅力は捨てきれません。

そこでBernhard Schmidt氏が考えるのは、オフラインとオンラインの融合です。

インパクトのある美しい広告であっても、それを見た瞬間に商品を購入できなければ、後からわざわざオンラインショップにアクセスして、購入する消費者はさほど多くはないでしょう。

したがって、オフライン広告であっても、広告にQRコードを掲載するなど、消費者目線で、購入への動作をシームレスにする必要があると、Bernhard Schmidt氏は語ります。

既に成功したオンラインキャンペーンも

Instagramやfacebookのフィードが目まぐるしく流れていくことからも読みとれるように、オンラインマーケティングは、打ち出すタイミングが非常に重要です。

今年2月にThomas Saboは旧正月向けの商品を発表しており、アジア人の人口の多い国の時間帯に合わせて、キャンペーンを行いました。

この成功が自信をもたらしたこともあり、オンラインマーケティングの拡大へと踏み込むことを決定したともいえます。

このようにオンラインマーケティングは、その性質を上手く生かせば成功する確率も高く、その未来は明るいと言えるのではないでしょうか。

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