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コロナ騒動の中で生き残るために。いま業績が伸びている企業の特徴

2020.04.16

国際通貨基金(IMF)が4月14日に改定した世界経済見通しでは、2020年の成長率予測はマイナス3.0%に引き下げられました。

世界恐慌以来の悪化だといわれており、世界的に多くの人々が苦しい状況に立たされていることは言うまでもありません。

ただし新型コロナウイルスを封じ込めることができれば、来年2021年はプラス6%の成長が見込まれており、今の時期をどう乗り切るかが大変重要な課題となります。

危機を切り抜ける3つのフェーズ

過去にも同時多発テロやリーマンショックという危機がありましたが、やはり臨機応変に対応した企業が生き残りました。

生き残った企業の1つとも言えるEvernoteで当時CEOを務めていたフィル・リービン氏の「危機を切り抜ける3つのフェーズ」は、現在の状況においても大変参考になります。

フェーズ1 関係者を守る、安心させる

今回の新型コロナウイルスの騒動でも、安全を守ることが最優先されるべき項目となりました。

こういった状況の中で企業の利益を優先すると、身内だけではなく社会全体からも批判の対象となる可能性があります。

たとえば、マスクを抱き合わせ販売した某薬局チェーンは社会からの信用度を落としました。

逆に従業員を感染のリスクから守るために、早くから店舗を閉鎖したレストランチェーンは企業イメージを向上させています。

危機的状況では、どのようにあがいても多かれ少なかれ損失は免れません。まずは「人」を最優先に考えましょう。

そうすることで結果的に落ち着きを取り戻し、良い戦略を思いつきやすくもなります。

フェーズ2 事業計画を見直し、戦略を選ぶ

ここで頭に入れておきたいのは、「騒動が収まっても、世界が以前と全く同じ状態に戻るわけではない」ということです。

「同じような危機が起こった場合でも対応できること」がスタンダードとなっているはずです。

新型コロナウイルスは封じ込めたと思っても、人々が以前と同じように行動すれば再度パンデミックが起こる可能性もゼロではありません。

それを見越した上で、持続可能な戦略を立てることが重要となります。

フェーズ3 新しくなった世界に適応する

たとえば、新型コロナウイルス騒動を切り抜けるために、オンラインビジネスを強化する企業が多いとします。

騒動の後は、強いオンラインのシステムを持っている企業が増え、オンラインショッピングをする消費者が騒動前より増えているかもしれません。

このように騒動が収まった後は、新しい世界が待っているものです。危機的状況から学んだ新しい戦略を取り入れ、適応していくことが求められます。

現在はフェーズ2の状況。戦略を練るには…?

現在は多くの人にとって、先を見越したビジネスプランを立てるべき状況だといえるでしょう。

新型コロナウイルスの騒動を切り抜けようとする場合、業界によって難しかったり比較的簡単であったりと差があるのは確かです。

イギリスでは現在スーパーマーケットと薬局だけが営業しているという状態で、この2つの業界が他の業界よりも有利であることは仕方ありません。

実際に、イギリス全体の3月のスーパーマーケットの売り上げは、通年なら一番消費が多いといわれている12月の売り上げを上回りました。

しかしスーパーマーケットや薬局以外でも、売り上げが伸びているビジネスは存在しています。

現在好調なビジネスを参考すれば、危機を乗り越えながら、同時に新しい時代に適応する企業へ成長できるかもしれません。

上手く切り抜けつつある企業とは?

現在のような状況になってしまうことを予想して行動していた企業は、イギリスでもそんなに多かったわけではないでしょう。

そのため、企業側にとっても思わぬ成功となった例もありますが、意識的に真似ることで危機的状況を早めに脱することができるかもしれません。

そこで、ここでは具体的なビジネス例を挙げていきます。

フード宅配サービス

ロンドンに本社を置き、ヨーロッパやアジアでも展開しているフードデリバリーサービスのJust Eatは、今年度の3月末までの売り上げが昨年比の50%増であったことを発表しました。

Just Eatのサービス内容は、登録しているレストランがWEBサイトやアプリ上にリストアップされ、オンライン上で注文から配達までが完了するというものです。

現在は登録しているレストランの半数前後が稼働していないにも関わらず、注文数は新型コロナウイルスの感染が広がる前よりも伸びています。

Just Eatの注文数が増えているということは、登録しているレストランにとっても注文数が増えていることを意味しており、営業可能な状態であるなら貴重な収入源となります。

DIY&手作りに関するグッズや情報

元々DIY好きの多いイギリスでは、外出が規制されている期間を生かして自宅の修繕や新しい家具を作るなど、DIYをする人が増加しています。

現在はDIYグッズを販売している店舗も閉鎖中ですが、閉鎖前には多くの買い物客がDIYショップに押しかけ、予想以上の大盛況となった店舗も多かったようです。

DIYはどちらかというと男性向けですが、働いている女性なら、普段は簡略化しがちだった家事に時間をかける余裕が生まれ、手料理に挑戦したり手芸を始めたりと、新しい趣味に目覚めるケースも珍しくありません。

また、学校が閉鎖になってしまった子どもたちも手作りに目覚め始めています。

ティーンエージャーの女の子の間では、youtubeでレシピ動画を見ながらスウィーツづくりをしてSNSで共有するなど、新しいライフスタイルが確立されつつあるようです。

オンライン動画配信

外出規制が始まった当初のヨーロッパでは、youtube、Netflix、Amazonなどの動画サイトが、動画再生時の解像度を下げていたことが密かに話題となっていました。

これは平常時よりも全体のアクセスが増えているということを意味しており、逆にいえば動画を配信する側にとってはチャンスかもしれません。

日本のyoutuberも「自宅で出来そうなこと」をテーマにした動画を配信し始めている通り、イギリスでも上記で挙げたレシピ動画や、自宅でできるエクササイズなどが人気です。

オンライン連絡ツール

ビジネスの場においてはテレワークに対応するツールの導入が始まり、スカイプやZoomを使ってミーティングする企業も増えています。

ビジネスをスムーズに進めるためのオンラインツールや、新しいシステムを導入したいと考えている企業は多く、技術開発を進めている企業にとってはチャンスと言えるでしょう。

また、プライベートではビデオ通話を使った飲み会やバースデーパーティーなど、外出ができなくてもコミュニケーションを楽しむために、オンラインの連絡ツールが使われています。

技術開発に限らず、オンライン上で様々なイベントを行うビジネスにもチャンスがありそうです。

アナログで楽しめるものも人気

ビジネスとプライベート両方の会話、ミーティングや飲み会までもがオンライン化したことにより、スマートフォンやパソコンから離れられない生活に、疲れを感じ始めている人も増えているようです。

家族と過ごす時間だけはオンラインから離れたいという考えからか、ジグソーパズル、カードゲーム、ボードゲームなど、少し懐かしいアナログなエンターテイメントが流行り始めています。

NPDのリサーチによると、3月15~21日の週のジグソーパズル、カードゲーム、ボードゲームの売り上げは通常の228%であったと報告されています。

意外なグッズも売り上げ増

アダルトグッズメーカーのWomanizerの報告によると、外出規制の期間が始まってからアダルトグッズの売り上げが、イタリアで60%、フランスで40%、イギリスで75%増加したそうです。

オンライン上でのデートや、カップル同士で性的なメッセージや写真を送り合うなど行動の変化も報告されています。

成功例を参考にこの先の戦略を

この記事では危機を乗り切るヒントとして様々なビジネスの成功例を挙げましたが、フェーズ3に当たる「新しい世界」を予想しない限り、具体的な戦略を立てるのは難しいかもしれません。

新型コロナウイルスの騒動が収まった後、どのような生活やビジネスのスタイルが主流となり得るかを次回の記事でお伝えしていきます。

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