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ダイバーシティ & インクルージョンの意味【英語を元に徹底解説】

2021.06.08

ダイバーシティ&インクルージョン最近よく耳にする、ダイバーシティやインクルージョンという言葉。

どちらも「国籍、性別、思想、障害の有無等を問わず、様々な人たちで組織編制をしましょう」と、人事の現場などで使われるイメージがありますが、2つの用語の違いや本来の英語の意味は、よく分からないという方も多いかもしれません。

ここではダイバーシティとインクルージョンを本来の英語の意味に立ち返って解説しながら、ビジネスシーンにおいてこの2語がいかに重要であるかを考察してきます。

ダイバーシティ&インクルージョンとは

英語からの外来語であるダイバーシティとインクルージョン。

ダイバーシティ(diversity)は「多様性」と訳され、インクルージョン(inclusion)は「包括」と訳されますが、日本語でもなんだかピンとこないと感じる方が多いのではないでしょうか。

オックスフォード現代英英辞典で、ダイバーシティー(diversity)とインクルージョン(inclusion)を調べると、下記のような意味があることが分かりました。

-ダイバーシティー(diversity)

a range of many people or things that are very different from each other

【和訳】互いに大きく異なる者や物の集団や集合体

-インクルージョン(inclusion)

the fact of including somebody/something; the fact of being included

【和訳】誰かまたは何かを含んでいるという事実;含まれているという事実

ダイバーシティとインクルージョンの違い

どちらも名詞ですが、ダイバーシティー(diversity)は人や物を表すことに対して、インクルージョン(inclusion)は状態を表しています。

辞書の通りの意味では、diversityは私たちが持っているイメージ通り、様々な人を含む集団だと捉えることができますが、inclusionはどのような人を含んでいるか分かりません。

しかし、1980年代にヨーロッパを中心に「障害者も社会の一員に」という考え方が広まり、「ソーシャル・インクルージョン」という言葉が使われるようになると、インクルージョン単体でも「お互いを認め合う」や「共生」に近いニュアンスを持つようになりました。

特にビジネスシーンでは、「様々な人の集まる組織を編成し、それぞれが自分の良さを生かして活躍できる状態を作ろう」という考え方を「ダイバーシティ&インクルージョン」や略して「D&I」と呼びます。

ダイバーシティ&インクルージョンのメリット

「障害の有無、性別、国籍等に関係なく、様々な人が活躍できる職場」が、倫理的に見て正しいということは疑う余地がありません。

しかし、このような職場環境を作ることに企業としてのメリットはあるのだろうか?と疑問に思う人も多いのではないでしょうか。

マッキンゼーが2015年に発表した「上場企業に関する報告書」によると、経営陣における人種や民族の多様性が上位4分の1に入る企業は、収益率が業界平均を上回る可能性が35%高く、男女比の多様性が上位4分の1に入る企業は、収益率が業界平均を上回る可能性が15%高いことが分かりました。

「ダイバーシティ&インクルージョン」には、「収益率を上げる」という企業にとっては最大ともいえるメリットがあるのです。

なぜ収益率が上がるのか?

正確な判断ができる

「Journal of Personality and Social Psychology」に掲載された、200人の被験者を「全員白人」と「白人4人、黒人2人」のチームに分け、陪審員として裁判に参加させるという実験では、「白人4人、黒人2人」のチームの方が誤認が少なかったことが分かりました。

黒人のいるチームに参加していた白人が、白人のみのチームに参加していた白人よりも、より正確に事実を記憶する傾向が見らせたのです。

多様性の低い組織は、自分たちに都合の良いよう事実を捻じ曲げてしまうのかもしれません。

クリエイティブになる

ロンドンの経営陣を対象にしたアンケート調査「the London Annual Business Survey」のデータを分析した結果、組織のトップが文化的に多様である企業が、そうでない企業よりも新製品を開発する確率が高いことが分かりました。

また、「Innovation:Management, Policy&Practice」 に掲載された研究では、スペインの4,277企業の研究開発チームにおける男女比をデータ化した結果、女性が多い企業ほど、画期的な新技術を市場に送り出す可能性が高いことも分かりました。

異なる意見にも耳を傾けることで、より良いものを生み出す組織になるのでしょう。

ダイバーシティ&インクルージョンは困難?

しかしながら、多様な人を抱える組織はチーム内での意見衝突が多く、競争も激しいことが予想されます。

このような状況に身を置くのは快適でないため、企業や組織のトップとしては、自分に似た考えを持っていそうな人でチーム編成をしたいと考えてしまうのではないでしょうか。

次回の記事では、ダイバーシティ&インクルージョンをどのように経営に取り入れていくか具体的にご紹介していきます。

次回の記事はこちら→ダイバーシティ & インクルージョン【経営における4つの戦略】

 

Chisato

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