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サステナブルフードとは?菜食主義者が日本食に注目する理由

2021.08.03

世界的にSDGsの達成に貢献したいと考える企業が増加する中、食品の業界においてもサステナブルなものに注目が集まっています。

以前から菜食主義者の多い英国ですが、完全菜食主義者であるヴィーガンも英国発祥で、インディペンデント紙(The Independent)によると、英国人の5%にも当たる人々がヴィーガンであると伝えられています。

英国ヴィーガン協会(The Vegan Society)は、2019年時点での英国ヴィーガン人口は60万人、ベジタリアン・ヴィーガン向け食品の推定売上高は約1,256億6,400万円に上ると発表しています。

2025年までには、ベジタリアンかフレキシタリアンが人口の1/4を占めるだろうという予測もあります。

(フレキシタリアンとは、基本は植物性食品を中心に食べるが、時には肉や魚も食べる柔軟なベジタリアン=ゆるベジタリアン)

菜食主義が環境破壊をとめる?サステナブルフードの意味

ベジタリアンやヴィーガンのような菜食主義者になる主な理由として挙げられるのは、健康のため、動物愛護のため、そして環境保護のためがあります。

健康や動物愛護に関しては説明がなくとも納得がいきますが、なぜ肉を食べないことが環境保護になるのかと、疑問を感じる方も多いのではないでしょうか。

実は畜産業は、気候変動の原因の一つだと考えられています。その理由には、家畜の発するメタンガスや排泄物が温室効果ガスを含んでいること、飼料を育てるために森林伐採を進めたことが挙げられます。

人口増加によって肉や乳製品の消費が増えれば畜産の需要も高まり、ますます環境破壊へ繋がることが懸念されます。

こういった環境問題を引き起こすことなく生産される食材を「サステナブルフード」と呼びます。

菜食主義者が日本食に注目する理由

ヴィーガンやベジタリアンという言葉がおそらく存在しなかったような頃から、日本には肉食を禁止してきた歴史があります。

それは天武天皇時代に始まり、政権交代の度に何度か繰り返されてきたため、日本には肉の代用となりえる食材が豊富なのです。

最近では寿司やカツカレーのような定番の日本食以外にも、サステナブルフードとしての大豆食品が注目されており、海外流にアレンジした使い方をされる例も多くなってきました。

日本が誇るサステナブルフード「大豆」

発酵食品の定着による味噌の普及

英国の多くのオーガニック系小売店には発酵飲食品専門の販売コーナーが設けられ、そこには味噌が並んでいます。

玄米味噌、八丁味噌、西京味噌、白味噌など様々な種類を取り扱う店舗もあります。

味噌は植物性でありながらも、肉に多く含まれるようなうまみ成分が豊富であるためグルメな客層の注目を集めています。

大手スーパーマーケットでは、スパゲティ・ボロネーゼに白味噌を加えて濃厚な味わいを出した商品や、味噌パウダーを使った冷凍バーガーなどが販売されています。大型パブチェーンでも、ヴィーガン向けの商品として味噌を使ったサラダやリゾットが提供されています。

英国の発酵食品人気の発端は、発酵食品が消化管の健康や腸内フローラに有用と認識されたことだと考えられます。

日本には味噌や醤油以外にも、酒、甘酒、漬物、納豆などの発行食品があります。これらの食材も英国で注目される可能性を秘めています。

グルテンフリーな「たまり醤油」が人気

味噌と同様に大豆の発酵食品である醤油は、既に英国の一般家庭でも頻繁に使用されています。

その中でも小麦を使わない「たまり醤油」はグルテンフリーであるため、菜食主義者や健康志向派の間で人気があります。

ヴィーガン向けの調味料メーカーが販売しているグルテンフリーのサラダドレッシングにも、たまり醤油が使われています。

また、オーガニック食品メーカーのヴィーガン向けナッツケーキの隠し味にもたまり醤油が入っており、日本人から見たら意外な方法で使われることも多いようです。

肉の代替の定番「豆腐&おから」

ここ最近では日本でも、調理せずそのまま食べられる「豆腐バー」が売られているのを見かけるようになりましたが、実はこのアイディアは欧米で生まれました。

味の薄い豆腐を苦手だと感じる欧米人が多いため、現地の様々な豆腐メーカーが「照り焼き味豆腐バー」のような商品を開発し、以前からスーパーマーケットや自然食品店で販売されています。

また、英国のある豆腐メーカーは豆腐とおからを使ったグルテンフリーの冷凍バーガーを販売しており、今後ますます豆腐が肉の代用として使われていくことが予想されます。

日本食が環境問題を解決する?

畑の肉とも言われる大豆は、肉を食さない菜食主義者のタンパク源として様々な商品に使われています。

以前からヘルシーというイメージのある日本食ですが、今後はサステナブルフードとしての需要も見込まれるのではないでしょうか。

ただし英国の食品に関する規制は厳しいため、サステナブルフードとして大豆食品等を英国へ輸出するためには、様々な基準をクリアしなければなりません。

次回の記事では、英国の食品輸入や販売に関するルールをご紹介していきます。

Chisato

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