インフルエンサーマーケティング成功事例から学ぶ!イギリスでバズる戦略的アプローチ

デジタル化が加速する現代のビジネスシーンにおいて、インフルエンサーマーケティングは、もはや無視できない強力なプロモーション手法となりました。特に、消費者が「広告」よりも「個人の推奨」を信頼する傾向が強いイギリス市場では、適切なインフルエンサーとの提携が、ブランド認知度を一気に高める起爆剤となります。

日本の中小企業が海外へ向けたSNSプロモーションを成功させるためには、単にフォロワー数が多い人物を選ぶのではなく、文化的な背景を理解し、現地のターゲット層と深いエンゲージメントを持つパートナーを選ぶ必要があります。 今回は、具体的な企業名とインフルエンサー名を挙げたイギリスにおけるSNS活用の成功事例を交えつつ、戦略的な活用法を解説します。

1. 英国市場でバズを生んだ具体的な成功事例

英国市場において「日本ブランド」がいかに現地に溶け込み、ファンを獲得したか。具体的な5つの事例を見てみましょう。

事例①:明石鯛(Akashi-Tai)× Abroad in Japan(Chris Broad)

兵庫県の酒造メーカー明石鯛(Akashi-Tai)は、登録者数300万人を超える英国人YouTuber、Chris Broad(Abroad in Japan)と提携しました。単なる商品紹介ではなく、日本酒の製造工程や職人のこだわりをドキュメンタリー風に発信。 これにより、英国の若年層の間で「日本酒=高級で敷居が高いもの」というイメージが「ストーリーのある、クールな飲み物」へとアップデートされ、爆発的な認知拡大に成功しました。

事例②:KINTO × James Hoffmann

テーブルウェアブランドのKINTOは、英国屈指のコーヒー・インフルエンサーであり、元世界バリスタチャンピオンのJames Hoffmannとのコラボレーションを行いました。彼のYouTubeチャンネルでKINTOのコーヒーウェアが「プロの視点」で紹介されたことで、デザイン性と機能性の両立が英国のコーヒー愛好家の間で高く評価され、プレミアム・ブランドとしての地位を確立しました。

事例③:MUJI(無印良品)× The Anna Edit

MUJIは、英国の人気ライフスタイル・ブロガーでありインフルエンサーのAnna Newton(The Anna Edit)と連携し、ミニマルな生活スタイルにMUJIの収納アイテムが溶け込む様子をInstagramやブログで紹介しました。 「日本のシンプルさ」が「英国の現代的な暮らし」にフィットすることを視覚的に証明し、幅広い女性層のリード獲得に繋がりました。

事例④:資生堂(Shiseido)× Cher Webb

資生堂は、英国のメイクアップアーティスト兼インフルエンサーのCher Webbを起用。Instagramのリールを通じて、日本の最新美容技術を用いたスキンケア・ルーティンを披露しました。 専門家による「確かな品質の推奨」が、オーセンティシティを重視する英国消費者の信頼を勝ち取った好例です。

事例⑤:ユニクロ(UNIQLO)× 英国の多様なマイクロクリエイター

ユニクロは、英国現地のファッション系マイクロインフルエンサーを多数起用し、ロンドンの街並みに合わせたコーディネートを投稿するキャンペーンを展開しました。特定の有名人だけでなく、現地の「リアルな人々」が着用することで、親近感と実用性をアピールし、SNS上でのUGC(ユーザー生成コンテンツ)を劇的に増やしました。

2. 英国市場における「オーセンティシティ(信頼性)」の重要性

英国の消費者は、SNS上のコンテンツに対して非常に目が肥えています。彼らが最も避けるのは、宣伝色が強すぎる「やらせ感」のある投稿です。 イギリスでのインフルエンサーマーケティングにおいて成功の鍵を握るのは、インフルエンサー自身がそのブランドや製品を「本当に愛用しているか」という本物志向(オーセンティシティ)です。

  • マイクロインフルエンサーの活用:数百万人のフォロワーを持つメガインフルエンサーよりも、特定のコミュニティに強い影響力を持つマイクロインフルエンサーの方が、高いエンゲージメント率を叩き出す傾向にあります。

  • 体験型コンテンツの重視:製品のスペックを語るのではなく、その製品がどのように自分のライフスタイルを豊かにしたかという「体験」として発信してもらうことが、海外へ向けたSNSプロモーションの成功に直結します。

3. 失敗しないための「インフルエンサーとの契約におけるポイント」

期待した効果が得られない、あるいは法的なトラブルに発展することを防ぐため、契約段階で以下のインフルエンサーとの契約におけるポイントを必ず押さえましょう。

  • ASA規制の遵守:イギリスでは広告基準局(ASA)がSNS広告に厳格なルールを設けています。 投稿には必ず「#ad」などの明示的なタグ付けが必要です。

  • 二次利用権の合意:投稿された良質な写真や動画を、自社の公式サイトや広告で二次利用できる期間や範囲を明確にしておく必要があります。

  • KPIとレポートの定義:単に「投稿して終わり」ではなく、インプレッション、クリック率、割引コードの使用数など、追跡可能な指標を事前に合意しておきましょう。

4. 英国のインフルエンサーによる日本関連の発信を味方につける

現在、英国のインフルエンサーによる日本関連の発信は、かつてないほど盛り上がりを見せています。JNTO(日本政府観光局)の戦略にもある通り、訪日旅行への関心が高い層に向けたアプローチは、製品販売においても非常に有効です。 日本ブランドというバックグラウンドを活かしつつ、現地の文脈に合わせたイギリスにおけるSNS活用の成功事例を自社でも作っていくことが、ブランド構築の近道です。

Pointblank Promotionsは、ロンドン現地でのコネクションを活かし、貴社のブランドに最適なインフルエンサーの選定から、法規制を遵守したインフルエンサーとの契約におけるポイントの整理まで、トータルでサポートいたします。

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