海外で人気の日本文化まつり さくら祭り/ジャパンエキスポ/コミコン等
食文化、神社仏閣、漫画・アニメなどのサブカルチャー……。世界有数の島国であり鎖国時代を持つが故に、他国からそれほど影響を受けなかった独特の文化がある日本。そんな文化に魅力を感じている非日本人は多く、海外では少なくとも50以上の日系イベントが開催されています。
日系と言ってもどんな種類のイベントがあるのか、その一部をご紹介します。
海外で開催中の日本文化関連イベント一覧
① 桜祭り(Sakura Matsuri)
桜祭りとは?屋台や出店はある?
桜祭りとは、アメリカのワシントンD.C.(Washington, D.C.)で、2日間に渡って開催される日本文化に関連したストリートフェスティバルです。ワシントン日米協会主催によって、毎年4月半ば頃に行われる「全米桜祭り(National Cherry Blossom Festival)」のクライマックスとして開催されます。
1912年、当時の東京市長がワシントンにおよそ3800本の桜を贈ったことを記念して開催されているそうです。
音楽やダンス、太鼓などのパフォーマンス、文化・芸術体験、グルメなどを提供するアメリカ最大の日本文化祭となっており、2024年は2日間で35,000人が来場しました。
中でも、日本食屋台・出店は参加者の楽しみの1つであり、ラーメンやたこ焼きなどの典型的な日本食だけでなく、ベーカリーやクレープ、ドーナツ、ジェラート、アジア料理なども見られました。
② ジャパンエキスポ(Japan Expo)
ジャパンエキスポとは?コスプレが人気?
ジャパンエキスポとは、JTS Groupの主催により、2000年からフランス(パリ・マルセイユ・オルレアン)をはじめ、アメリカ、タイなど複数の開催国にて開催されている、日本文化と世界のポップカルチャーを讃える祭典のことです。
フランスで起きたジャパニメーションブームのさなかに育った、3人のフランス人によるイベントとして知られる当エキスポは、新旧の漫画やアニメ、Jミュージックやゲームに特化したイベントとしてスタートしました。その後、伝統文化、食、ファッション、伝統工芸と、毎年新たなコンテンツが導入され、今では漫画からマーシャルアーツ(武道)、ビデオゲームから伝統文化、Jミュージックから伝統音楽に至るまで、日本文化とポップカルチャーすべてのファンにとって最適な場所となっています。
当エキスポの目玉の1つであるコスプレコンテンツにおいては、ヨーロッパ15ヶ国を代表する出場者がコスプレショーで決勝パフォーマンスを披露するだけではありません。アマチュアの参加者たちも無料コスプレステージでパレードをしたり、衣装の展示、裁縫やメイクアップ、ロールプレイのワークショップなどを楽しんだりすることもできます。
コスプレでキャラクターに扮することで日常を離れ、自分自身になることができると同時に、自分と同じことに興味をもった人々で形成されるコミュニティの中で様々な思いをシェアできる。そのような点も当エキスポにおけるコスプレコンテンツの醍醐味と言えるでしょう。
ジャパンエキスポ事例:ジャパンエキスポパリ(Japan Expo Paris)
ジャパンエキスポの中でも最も有名なジャパンエキスポパリ。14万㎡もある会場、パリ・ノール ・ヴィルパントエキシビジョンセンターで行われます。2024年には、4日間で20万人以上もの人が参加しました。
③ ジャパンフェスティバル(Japan Festival)
ジャパンフェスティバルとは?
“ジャパンフェスティバル”、あるいはそれを意味する現地語で呼ばれるイベントは世界各国で開催されていますが、同じ主催者によるものではありません。主な“ジャパンフェスティバル”の主催者を見てみると、以下のように民間企業から非営利団体まで様々です。
ジャパン・フェスティバル・カナダ(JFCA)
主催:Japan Expo Canada Inc.
ジャパン ベトナム フェスティバル in ホーチミン(JVF)
共催:ホーチミン市人民委員会、ジャパンベトナムフェスティバル実行委員会
オランダ・ジャパンフェスティバル
主催:ジャパンフェスティバル財団(Stichting Japan Festival)
ブラジル・サンパウロで開催のフェスティバル ド ジャポン
主催:ブラジル日本都道府県連合会
ジャパンフェス ニューヨーク / ジャパンフェス パリ
主催:Aforward inc.
オーストラリア・メルボルンで開催のジャパンフェスティバル
共催:メルボルン日本商工会議所、メルボルン日本人会、ヴィクトリア日本クラブ
このように、日本文化を紹介するイベントは、“ジャパンフェスティバル+開催地”で名付けられる傾向が最も高いようです。そのため、開催地が違うだけで同じイベントと思われがちですが、主催が違うのでスタイルも違ってきます。
例えば、ジャパン・フェスティバル・カナダはステージやスクリーンを利用したパフォーマンス+ブースですが、ジャパンフェスニューヨークは道路の両脇にブースが並ぶストリートフェスティバル形式で開催されています。
ただし、どのイベントも日本の食、伝統、芸術、テクノロジーなどの文化、企業、訪日観光を海外にPRするために行われており、開催目的はほぼ同じと言えるでしょう。
④ ジャパン祭り(JAPAN MATSURI)
イギリス・ロンドンで毎年恒例となっている、非日本人にも大人気な英国最大級の日本文化PRイベントです。在英国日本大使館、国際交流基金、英国日本人会、在英日本商工会議所、ジャパン・ソサエティ、日本クラブから成る「ジャパン祭り実行委員会」が主催で、毎年10月の第1日曜日にトラファルガー広場(トラファルガー・スクエア、Trafalgar Square)にて開催されています。
2023年には、太鼓や神輿、コーラス、ラジオ体操、合気道、阿波踊り、三味線などの実に様々な出しものがステージ上で披露され、会場の周りを囲むように、ロンドンの日本食レストランや工芸品・アート関連のショップ、日本企業、公的機関などによるブースが36並びました。来場者数は4万人以上でした。
⑤ コミコン(Comicon)
海外で人気爆発中のコミコンとは?日本文化やアニメ好きの集まり?
コミコンとは、「コミック・ブック・コンベンション(Comic Book Convention)」の略で、コミックコン(comic con)とも呼ばれるポップカルチャーイベントです。特に、西ヨーロッパやアメリカで多く開催されています。
漫画やアニメ、映画、キャラクター、ゲーム、コスプレなどに焦点を当てたイベントで、それ界隈のクリエイターや専門家、ファンらが一堂に会し、交流する場となっています。
コミコン事例:ドコミ(DoKomi)
ドイツのメッセ・デュッセルドルフ(Messe Dusseldorf)で、毎年6月頃に開催されているコミコンです。
アニメ、漫画、ゲーム、コスプレ、日本食など幅広い分野を網羅しており、5万5千人以上の参加者が集まるほど、ドイツで一番人気かつ最大規模のコンベンションと言われています。
キャラクターを競り落とし、そのキャラクターと2時間過ごすことができるキャラクターオークション、コスプレ舞踏会などのステージコンテンツ、メイドカフェ、ホストクラブ、ゲーム、Eスポーツ、祭り、カラオケなどのエンタメコンテンツから、漫画、アニメ、フィギュア、コスプレ関連グッズ、ファッション、ゲーム、日本食、ドイツ食などのブースまで、あらゆるエンタメ要素が詰まっており、最大規模というのも頷けます。
2024年の参加者は18万人以上、出展者・アーティスト・販売ブースは1,000以上、ステージとワークショップのプログラムは140時間でした。
海外での日本文化ブームは今後も続く?
2024年4-6月期の訪日外国人旅行消費額は2兆1,370億円でした。この数字は、2023年同期と比べると73.5%増、年間の訪日客数が過去最多であった2019年同期と比べると68.6%増加したことを意味しています。
費目別では宿泊費(33.0%)に続き、買物代(31.1%)、飲食費(21.8%)が多かったようです。やはり日本でしか買えない製品や日本食は海外消費者に人気であることが窺えます。
これを踏まえると、日本に興味はあるが実際に訪日するのは難しいという海外の人々にとって、自国で日本文化体験ができる日系イベントは非常に魅力的であると考えられます。
より多くの日本文化ファンに自社製品やサービスを知ってもらうために、日系イベントをぜひ活用してみましょう。
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(現在出展者の募集は行っておりませんが、日本文化に特化したイベントの1つ「ハイパージャパンフェスティバル」について簡単にご紹介しています)
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