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その製品、本当にオーガニック?ヴィーガン?【英国での販売注意事項】

2021.08.24

世界中でSDGsへの取り組みが推進される中、ヴィーガン人口の割合が増え、食品業界でももちろんサステナブルを重視した製品が求められています。もはや、サステナブルでないものは需要がないといっても過言ではない時代が来ているのです。そんな中、オーガニックやヴィーガンを売りにしている製品を、英国でも販売したいと計画している企業の方は多いのではないでしょうか?

英国の食品規制についての記事を以前書きましたが、それの続きとして英国でオーガニックフードやヴィーガン食品を販売する際の注意事項などをまとめたいと思います。

関連記事はこちらをご覧ください。
→ サステナブルフードとは?菜食主義者が日本食に注目する理由
→ イギリスに食品を輸出するには?【英国の食品輸入規制】

英国で「オーガニックフード(有機食品)」を販売するには

英国に輸入するあらゆるオーガニック食品について検査証明書が必要であり、国境管理ポストから入域し検査されることになっています。日本の特定のオーガニック食品には英国との間で同等性が認められているため、その場合はオーガニック食品として英国に輸出できますが、全ての食品に対して同等性が認められているわけではないのです。

「オーガニック」の定義、「自然食品」との違いは?

「オーガニック」とは、農薬や化学肥料を使用していない田畑で収穫された農産物のこと。オーガニックフードを謳うためには認証機関の認証が必要です。

一方、オーガニックに似た言葉「自然食品」とは、無農薬栽培、有機肥料栽培、無添加加工食品、非遺伝子組み換え食品などの総称です。認証機関による認定は前提となっておらず、より幅広い意味で使われています。

英国でオーガニックフードを販売するときの必要事項

食品にオーガニックのラベルを付ける

農業由来の成分の少なくも95%がオーガニックである場合にのみ、包装済み食品に「オーガニック」ラベルを付けることができます。

但し、小売業者の場合は製品の農産物の少なくとも95%がオーガニックであるだけでなく、顧客に直接販売する場合に限り「オーガニック」ラベルを付けることができます。(これは、農家の店からスーパーマーケットまで、すべての小売業者に適用されます。)

食品ラベルに管理機関のコード番号を記載する

英国規格に認定され英国で製品を販売している事業者は、英国が割り当てた管理機関コード「GB-ORG-XX」を含める必要があります。(XXの部分には数字が入ります。)

*非オーガニック製品の成分をオーガニックとして表示できる場合がある

非オーガニック食品(通常食品)の成分を、英国のオーガニック基準を満たしていればオーガニックとして表示することができます。例えば、非オーガニック成分を含む食品のパッケージに「オーガニックシュガー」などと記載することができるということです。

英国で「ヴィーガン食品」を販売するには

「ヴィーガン」の定義とは?

① 動物由来の成分を含まない。

② 開発において動物実験されていない。

③ 遺伝子組み換え生物(GMO)の開発および生産に、動物の遺伝子または動物由来の物質が関与してない。(GMOを含む、または含む可能性のある商標登録のために提出された製品には、そのようにラベルを付ける必要がある。)

④ ヴィーガン以外の製品に使用された生産ラインなどで製造されていない。

英国ヴィーガン協会(The Vegan Society)による保証について

英国ヴィーガン協会とは?

1944年設立の世界的に認知度の高い歴史ある協会です。英国では、ヴィーガン協会がヴィーガンである製品をヴィーガン商標に登録しています。ヴィーガン商標とは、登録されているすべての製品とその派生物に動物に関するものが含まれていないことを保証するものです。

そもそも「ヴィーガン」という言葉は、当協会の設立者ドナルド・ワトソンによって造語されました。

毎年11月1日の世界ヴィーガンデー(World Vegan Day)も、当協会の設立50周年を記念して1994年に開始されたものです。(正確な設立日が分からないために1日になったとのこと。)

ヴィーガン認証マークは必要?

「ヴィーガン」という用語は法律で規制されていないため、「Vegan」マークがなくてもヴィーガンの製品はあります。しかし、ほとんどのヴィーガニスト(完全菜食主義者)が食品やその他製品を選ぶ際、マークを頼りに判断し購入に至るのではないでしょうか。

例えば、卵や牛乳を使用していないお菓子でも、白砂糖が使われているとヴィーガニストは食べることができません。白砂糖を作る工程で「動物の骨」が使用されているからです。「骨炭」と呼ばれる牛や豚などの動物の骨を焼いて炭にしたものを使って不純物が取り除かれているのです。

このように、意外なところで動物が関係していることがありますので、消費者側は製品の選択に注意深くなっています。ヴィーガニストが安心して商品を選べるように、言い換えれば多くのヴィーガニストに選ばれる商品にするために、認証マークはあった方が良いと言えるでしょう。

「ヴィーガン」の定義にある「動物」に注意

ヴィーガン協会は、「動物」をすべての脊椎動物および無脊椎動物と定義しています。つまり、昆虫やミジンコで動物実験された製品もヴィーガンを謳うことはできないということです。

また、蜂蜜やゼラチン、魚介出汁、鰹たくあんなどのように、一見動物由来のものでないような成分が含まれている場合もありますので、自社の製品が本当にヴィーガンに当てはまるかどうか、今一度確認が必要です。

「オーガニックフード・ヴィーガン食品」で海外進出したいなら

オーガニックフードもヴィーガン食品も、それぞれの定義や規定に沿っていなければ勝手に謳うことはできません。せっかく進めていた輸入計画が途中で台無しにならないように、製品が本当にオーガニックなのか、ヴィーガン向けなのかをまずは確認しましょう。

弊社では、サステナブルな食品を英国で販売するための輸入サポートや、海外向け広告プランニング・プロモーションなどを行っています。輸入についての詳細やその他のご相談は、ページ下の「お問い合わせ」より承っております。

 

参考:
英国政府「オーガニック食品ラベル規則」 https://www.gov.uk/guidance/organic-food-labelling-rules
英国ヴィーガン協会 https://www.vegansociety.com/

Yasuko

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