イギリス&ヨーロッパ(ドイツ・フランス)の展示会一覧【2021】

昨年から展示会などのイベントが次々と開催中止・延期され、新型コロナウイルスパンデミックはビジネス業界においても大きな打撃となっています。

今回は、ヨーロッパ諸国へのビジネス展開を視野に入れているけれど、営業活動が停滞してしまっているという企業の方向けに、主にオンライン開催される海外の展示会についてまとめてみました。

展示会・見本市で成功する秘訣を知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

→ 初の海外進出は意味がなかった?展示会・見本市に出展するメリットとは

→ 海外進出/展示会・見本市「成功例&失敗例」で学ぶ出展のポイント

2021年【業界別】海外のおすすめ展示会・見本市

※開催日は変更になる場合がございます。最新情報に関しましては、弊社または開催者へ直接お問い合わせください。一部2022年開催のものも含まれています。

【機械・工業・テクノロジー】の展示会・見本市

ハノーバーメッセ 2021(Hannover Messe 2021 Digital Edition

直近の開催日:2021年4月12-16日場所:オンライン開催国:ドイツ・ハノーバーアナログ技術からデジタル技術までを網羅した、ドイツが誇る世界最大級の製造・生産技術に関する展示会です。産業機械やソフトウェア、ロボティクス、エネルギーシステムなど、製造業に関わるあらゆる技術が集結します。2019年の出展社数は6200社、来場者数は215万人でした。

ドゥルゥープ 2021(Drupe 2021 virtual.drupa

直近の開催日:2021年4月20-23日場所:オンライン開催国:ドイツ・デュッセルドルフ4年に1回開催されている、印刷・メディア産業を総合的に扱う業界世界No.1メッセです。包材加工・印刷、メディア関連サービス、3D印刷、プリンテッドエレクトロニクスに至るまで、印刷・出版・メディア・包装業界に関わる企業が一堂に会し、情報交換や商談を行っています。2016年には26万人以上が来場し、そのうち75%が海外からと世界的に注目されています。

【食品・飲料】の展示会・見本市

シラ国際外食産業見本市 2021(SIRHA 2021

直近の開催日:2021年05月29日-06月02日場所:フランス・リヨン世界最大級の国際外食産業見本市。美食の都市リヨンということもあり、外食産業のプロフェッショナルが集い、新しい素材や技術を発見したりトレンドを発信したりする場となっています。世界最高峰のフランス料理コンクール「ボキューズ・ドール国際料理コンクール」、パティシエの登竜門「ク―プ・デュ・モンド・ド・ラ・パティスリー」、チーズの専門知識を競う「モンディアル・デュ・フロマージュ」なども開催されます。2019年には、世界133カ国から3770社が出展(うち約28%が海外から)、22万人以上が来場しました。

シアル・パリ  2022(SIAL Paris 2022

直近の開催日:2022年10月15-19日場所:フランス・パリ50年以上続く業界最大規模の食品・飲料総合展示会。出展品目は青果、冷凍食品、オーガニック食品、製パン&製菓、乾物&加工食品、健康食品&サプリ、原料&添加物、食品加工機械、ワイン&スピリッツなど多岐に渡ります。2018年には、世界110カ国から7200社 が出展(うち87%が海外から)、31万人が来場しました。日本のスーパーマーケットやレストラン業界の方々も多数訪れています。次回の開催は来年のため、準備期間も十分あります。

【インテリア・家具・雑貨】の展示会・見本市

コンシューマーグッズ デジタルデイ 2021(CONSUMER GOODS DIGITAL DAY 2021

直近の開催日:2021年4月20日場所:オンライン開催国:ドイツ・フランクフルト今年は4つの展示会「アンビエンテ」「クリスマスワールド」「クリエイティブワールド」「ペーパーワールド」が合同で開催される、注目のオンラインイベントです。キッチン&家庭用品、インテリアから、ギフト雑貨、シーズン&イベントデコレーション、ハンドクラフト、趣味雑貨、オフィス用品まで、ありとあらゆる消費財メーカー、商社、デザイナーなどが集まり商談を行います。

メゾン・エ・オブジェクト・パリ 2021(MAISON & OBJET Paris 2021

直近の開催日:2021年9月9-13日(現在、オンライン展示会「DIGITAL DAYS」がMOM上にて3月19日まで開催中です。無料でご覧いただけます。)場所:フランス・パリライフスタイルに関わる様々なものを集めた展示会。パリという土地柄もあり、スタイリッシュな印象のブースが集います。9万人の来場者のうち、半数以上が半年以内に出展者の商品を購入しているというデータが出ており、高確率でセールスに繋がる展示会であると言えます。また、来場者の半数がフランス国外からで、一度の出展で世界中にビジネスチャンスが広がります。

【ファッション・アパレル】の展示会・見本市

ファッションウィーク

直近の開催日:2021年9-10月場所 ニューヨーク・ロンドン・ミラノ・パリ(一部オンライン)完全デジタル開催を発表したニューヨークからスタート。今年はリアルなプレゼンテーションを行うブランドは少数にとどまるようです。

アメリカファッション協議会(CFDA)が立ち上げた、ファッションウィーク専用のオンラインプラットフォーム「Runway360」では、バーチャルショールームや専用のEコマースセクションが設置され、360度画像、バイヤー・消費者向けのEコマース、SNSとの連動など様々な便利機能もあり、自由にカスタマイズしてプログラムを構成できます。

これまでとは違ったショーの形が注目されています。また、ロンドンは「デジタル」「フィジカル」「フィジタル(デジタル&フィジカル)」という3つのカテゴリーに分かれてショーを行うようです。

ファッションショーのイメージが強いファッションウィークですが、実は展示のみでの出展も可能です。世界中からバイヤーが集まるため、作品が評価されれば、思わぬビジネスチャンスが舞い込む可能性もあります。

オンライン展示会も効果がある?メリット・デメリットは?

イギリスでは、少しでも営業活動を活性化するためのプラットフォームとして、Eidikos Communications Ltd.が開発したインダストリー・エクスポ (INDUSTRY EXPO Virtual Exhibition)が製造業関係者の注目を集めています。

昨年は1日平均1,000人以上、一週間で15,000以上のアクセスがあったそうです。24時間365日アクセス可能なため、来場者数に期待できないコロナ渦では、リアルな展示よりも大いに効果が見込めると思われます。日程は明らかになっていませんが2021年も2回目の開催が予定されています。

実際に顔を合わせての商談が信頼関係を構築する上で大切ではありますが、オンライン(バーチャル)展示会を活用する一番のメリットは、来訪者データを収集しやすいという点です。バーチャルプラットフォーム上のブーススペースへアクセスした来訪者のデータは全てシステム内に記録され、どの来訪者が何に関心を持ったか、ブース内での滞留時間まで数値化でき、今後に生かすことができます。

また、参加費用やブースの設営費などの節約、時間や場所の制約を受けない点もメリットです。ローコストで幅広い集客ができるということです。

逆にデメリットは、対面の展示会と違って呼び込みができないという点です。あらかじめ自社ブースに興味を持ってもらう工夫が必要になってきます。

今回ご紹介した以外にも、海外の展示会・見本市は数多く開催されています。

現在お持ちの商品やサービスに合う展示会・見本市を知りたいという場合は、「お問い合わせ」より、お気軽にご相談ください。

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