SNSマーケティング失敗例から学ぶメリット&デメリット
SNSマーケティングとは、TwitterやInstagramなどのSNSを自社の宣伝や広告に利用し、認知度や集客を高めるマーケティングの方法です。
簡単にできて費用対効果が高いというイメージがありますが、知識が浅い場合は必ずしもそうとは限りません。
SNSは使い方を間違えると、思うように効果が上がらないどころかリスクを伴うため、ここでは失敗事例を挙げながらマーケティングにおけるSNSの使い方について考えていきます。
海外のSNSマーケティング失敗事例
一般的にSNSマーケティングにおいて、人気のあるタグを使った投稿は効果が高いと言われていますが、自社の商品やサービスに関係のないタグを使用すれば、ユーザーに大きな不快感を与えかねません。
2014年頃から英語圏を中心に、#WhyIStayedというタグを使い、DVの被害をツイッター上で訴えるという運きがあります。
非常にセンシティブな話題に用いられるタグであるため、実際に被害にあっていたり、被害者を支援したりする場合以外には、使用しないことがSNS上のマナーであるともいえます。
2020年前半頃、北米の冷凍ピザブランドDiGiorno Pizzaはこのタグをピザのプロモーション投稿に使用するという大きなミスを犯しました。
投稿後間もなく多くのユーザーの反感を買い、謝罪に大きな労力を費やした上、企業イメージもダウンしてしまいました。
SNSマーケティングのリスクや問題点とは?
SNSは誰でも簡単に始めることができるため、マーケティングに利用するのも簡単だと考えられがちです。
しかしスタートしたばかりのビジネスの場合、すぐに何万人ものフォロワーを獲得できるわけではないため、日々の地道な投稿などに時間や労力を費やす必要があります。
また、すでに有名なブランドやビジネスの場合は、前述の失敗例にあるように、良い評判だけではなく悪い評判も瞬く間に拡散されるリスクがあります。
下記に考えられるデメリットを挙げていきます。
SNSマーケティングのデメリット
①宣伝や広告に不快感を持つ人がいる
FacebookやInstadramなどのSNSは、元はといえばビジネスのために作られたものではなく、一般のユーザーのために作られています。
一般のユーザー同士がコミュニケーションを楽しむことが目的であるため、そこに広告や宣伝目的の投稿が表示されると違和感や不快感を感じるユーザーもいます。
②他社の広告に埋もれてしまう
SNSの運営側は収入源を広告に依存しているともいえます。
①に相反するようではありますが、運営側としては多くの広告主が集まることが望ましいのです。(多くの一般ユーザーが楽しんで利用できるものでなければ、多くの広告主は集まらないため、この矛盾は仕方がないともいえます)
広告が多ければ多いほど、自社の広告や宣伝がユーザーに見落とされてしまう機会は増えます。
③運営に予想以上の手間がかかる
SNS上でフォロワーを獲得するためには、ユーザーに好まれる質の高い投稿を適度な頻度で行う必要があります。
また、広告投稿を行うターゲティングやタイミングなどにもコツがあります。
これらを適格に行うことができないと、手間をかけた割に効果がないという状況に陥ることになります。
④悪い評判が拡散されることもある
自社の投稿に問題があって悪い評判の立つケースだけではなく、問題のない投稿にも悪口のようなコメントが書かれるケースもあります。
そういったコメントにも真摯に対応する労力が必要になります。
それでもSNSマーケティングの必要性はある?メリットは?
デメリットがゼロではないSNSマーケティングではありますが、運営のコツさえ掴めば確実にメリットが大きくなります。
ブランドのイメージを作り上げたり、消費者と素早いコミュニケーションを図ったりと、今や欠かせないマーケティングひとつです。
リスクやデメリットを恐れず上手に導入することで、今後のビジネスが左右されるといっても過言ではありません。
弊社では、海外やインバウンドビジネス向けのSNSマーケティングに関するアドバイスが可能です。ご興味のある方は、「お問合せ」よりお気軽にご連絡ください。