SNSキャンペーン海外の面白い事例集【成功の秘訣】
SNSキャンペーンは認知度アップに大変効果があると言われていますが、キャンペーンの目標や目的が具体的に定まっていない限り思うような成果が得られません。
たとえば、キャンペーン後にフォロワーが増えたもののターゲット層とは異なったため、結局収益にはつながらないなど、コストパフォーマンスが低くなることもあります。
プレゼントキャンペーンの景品ひとつで…
SNSキャンペーンの主な目的としては、フォロワーを増やす、商品やサービスを知ってもらう、顧客に継続した利用を促す、日ごろの感謝の気持ちを伝える……などが挙げられます。
これらの中のどの目的を叶えたいかによって、同じSNSキャンペーンといえども若干異なるものであるべきです。
たとえば「広い層で認知度を高めたい」という場合なら、フォローしてくれた人の中から数名にギフトカードをプレゼントという単純なキャンペーンであっても、目的が果たされる場合もあるでしょう。
しかし、「新商品告知」のキャンペーンで同じことを行ったら、新商品に興味のない人にもフォローされ、キャンペーンの効果が薄まってしまいます。
「新商品告知」なら、商品名のハッシュタグ付きの投稿をしてくれた人の中から数名に、商品サンプルをプレゼントというようなキャンペーンがより望ましいといえます。
海外の面白いSNSキャンペーン成功事例
SNSキャンペーンというとプレセントキャンペーンを思い描きがちですが、それだけではありません。
顧客やフォロワーが楽しめるコンテンツや企画を発信することで、多くのユーザーに拡散されたり、フォロワーを増やしたりすることが可能になります。
ここでは海外の面白いSNSキャンペーンの事例をご紹介していきます。
スタバ-毎年話題のクリスマスSNSキャンペーン
Starbucksのクリスマス仕様のカップは「Red Cup」と呼ばれ、米国ではクリスマスシーズンを告げる風物詩のような存在です。
2016年に行われた「Red Cup Challenge」は、名前の通り「Red Cup」を使ったキャンペーンで、クリスマスシーズンのSNSキャンペーン成功事例として語り継がれています。
キャンペーンの内容は、顧客がインスタグラム上に自分でデザインしたカップの写真を#RedCupArtのタグを付けて投稿し、優れたデザインが実際の店舗で使用されるというものでした。
顧客参加型のキャンペーンは多くの人々を巻き込み、来客数の増加にもつながりました。
化粧品Dove-美の多様性を認めるSNSキャンペーン
日本でも販売されている化粧品ブランドのDoveは、ステレオタイプを打ち破り、人種や年齢などを超えた個々の女性の美しさにフォーカスするSNSキャンペーン「Show us(見せて)」を行い、話題になりました。
SNS上に顔写真を投稿する女性は多いように感じられますが、推定70%の女性は投稿していないのだそうです。そのひとつの理由に、自分の見た目に自信がないことが挙げれています。
DoveのSNSキャンペーンでは世界中の女性から写真を募り、個々が持つ独自の美しさを賞賛しながら共有を続けました。
女性限定で行われたのはDoveのメイン顧客が女性だからだそうですが、多様性を認めるという時代の流れに合ったキャンペーンは、ブランドイメージの向上につながりました。
Netflix -コロナ禍の人々に寄り添うキャンペーン
コロナ禍で自然にユーザーが増えたのでは?とも言われるNetflixですが、2020年には「Wanna Talk About It?(それについて話したい?)」という人々の心身の健康を気遣うSNSキャンペーンを行い、話題となりました。キャンペーン名の中のit(それ)はコロナ禍を指していると推測されます。
その具体的な内容は、毎週決まった時間にインスタライブでNetflix上の有名人や専門家が、健康的に過ごす方法などを配信し、視聴者が自由に質問やコメントをすることで個々の体験を共有できるというものでした。
大規模なロックダウンで多くの人々が不安が抱える時期に、悩みを共有できる場があることで、気持ちが明るくなった人も多いのではないでしょうか。
SNSキャンペーンで成功したいなら
海外の成功事例から分かるように、SNSキャンペーンは企業目線ではなく、ユーザーの視点で楽しめるものである必要があります。
ユーザーを巻きこまない限り成功はあり得ないので、思わず参加したいと思えるようなものでなければ、時間やコストが無駄になってしまいます。
弊社では話題になるような面白いSNSキャンペーンのアイディアなどのアドバイスが可能です。お気軽にお問い合わせください。