海外展示会で失敗しない5つの秘訣/2022イギリス出展記録
11月16-17日にエクセル・ロンドンで行われたGoing Global 2022(ゴーイング・グローバル)に、弊社は出展者として参加しました。この展示会には海外でビジネスを展開したいイギリスのビジネスパーソンが、来場者として訪れます。弊社は日本企業の海外進出をサポートしておりますが、反対にイギリスに拠点を置く企業の日本市場進出もサポートしているため、この展示会への出展を決めました。
日本でも渡航制限が緩和されたことにより、海外展示会・見本市の出展の検討している方も多いのではないでしょうか。イギリスでは現在コロナ対策をほぼ実施していないため、出展者や来場者の多くはマスク未着用でした。コロナを気にせず海外でビジネスを展開したいという印象もありました。ここではアフターコロナの海外展示会で成功するコツを弊社の体験談を元に、具体的にお伝えします。
海外展示会で成功する5つのコツ
①目立つブースのデザイン
当然のことですが展示会には競合他社や、直接の競合ではなくても他の企業も多く出展しています。来場者の立場で展示会場を歩いてみると、似たり寄ったりなデザインのブースが並んでいる場合あまり興味を持つことが出来ません。遠目では細かい文字や説明文は見えないので、企業イメージに会った世界観を作り込むことで、来場者が気になって足を止めるブースになります。
主催者が準備しているデフォルトのブースデザインに気に入らない部分がある場合は、柱をはずしてほしい、屋根は必要ないなど、要望を伝えるのもアリです。
また、意外に大切なのがライティングで、せっかく作り込んだブースも暗いと引き立たないので注意が必要です。
②魅力的なノベルティーを準備
展示会では来場者にお土産やノベルティーを配る会社が多いですが、それが目当てでブースに寄る来場者も珍しくありません。
弊社はエコバッグとウォーターボトルを準備しましたが、どちらも人気でした。展示会場ではかなり多くのパンフレットをもらうため、それらをまとめることの出来るエコバッグは重宝されます。バッグを見た別の来場者が「どこでもらえるのだろう?」と、ブースを訪れる可能性もあります。また、展示会場にはウォーターサーバーがある場合も多いため、ウォーターボトルも同様に重宝されます
ただしノベルティーは費用対効果を考えて準備する必要があります。ノベルティーをあげたのに商談に繋がらなければ、あまり意味がありません。また、コストの高い物は本当に会社の業務内容に興味を持っている来場者にのみ、お礼としてお渡しした方が良いかもしれません。
③工夫した呼び込み
多くのブースの中から自分の目的に合う会社がどこなのかを探すのは、来場者にとって容易ではありません。まずは話を聞いてみて、目的に合うサービスを提供してくれる会社なのかを見極めたい人も多いのです。
そこで「今日は何を目的に来場しましたか?」「どんな会社をお探しですか?」等と、来場者に声を掛けることで、より多くの商談のチャンスを掴むことができます。
④入りやすいブースの雰囲気づくり
商談の合間にPCで作業をしたいことも多いですが、その間はあまり来場者がブースに入ってこない傾向があります。出来ればPCの作業は一人のスタッフに任せて、別のスタッフは呼び込みに徹する方が良いかもしれません。
また、ノベルティーを持ってブースの入口に立っていると、来場者の方から話しかけてくることも多いです。
⑤人と話すのが得意なスタッフを配置
普段の業務で接客や営業を担当していないスタッフも、展示会ではブースに立つことがあるかもしれません。接客に慣れているスタッフを見て学ぶ、コツを教わるなど、何らかの対応策が必要です。
海外で効率良く展示会出展をするには
日本の企業にとって海外で展示会や見本市に出ることはそれ自体が大変なので、出展することが目標になってしまいがちかもしれません。また、自社の商品やサービスに自信があればあるほど、出展さえすれば多くの来場者が来るだろうと考えてしまいがちです。
実際の目標は展示会や見本市の後に海外のクライアントとビジネスと進めることなので、出展前にコツを知っておくことが成功の近道になります。
弊社では、日本企業の海外展示会・見本市の出展サポートも行っています。ご興味のある方は、お気軽にお問い合わせください。