2023年 海外のトレンドキーワードから予測する流行るもの

日本でも先月からマスクの着用に関するルールが緩和されましたが、一足先に「ニューノーマル」の生活を送っている欧米の国々のトレンドは日本にも反映されるに違いありません。

また、渡航のルールの緩和でインバウンドや海外進出のビジネスが活気を取り戻しているため、これらに携わるのなら海外のトレンドを知っておく必要があるでしょう。

2023年消費のトレンドは?

日本でも物価の高騰に関するニュースを日々目にしますが、現在は世界中の国々で同じような現象が起きており、それが消費者の行動に大きな影響を与えています。

多くの消費者は物価が高騰しても生活の質を落としたくないと考えているため、より慎重に消費活動を行うようになっています。したがってより長く使えて、複数の目的に役立つ製品を選ぶ傾向が見られるでしょう。耐久性と柔軟性を持ち、流行りに左右されないものが重宝されると考えられます。

2023年ライフスタイル 4つのトレンド予測キーワード

トレンドハンターによると、2023年のトレンドキーワードは「健康志向」「サステナビリティ」「テクノロジー」「ギグエコノミー」の4つです。

健康志向は以前から続くトレンドではありますが、Fentiman の 2023 年市場レポートによると、70%の消費者が健康的なライフスタイルに関心を持っており、昨年から 6% 増加しています。

サステナビリティやSDGsも以前から続くトレンドですが、世界的な物価の高騰によってより多くの人たちが社会問題に関心を持ち始めています。環境や人権問題への関心は依然して高く、昨年からはそこに反戦ムードもプラスされています。

テクノロジーに関してはアウトドアやファッションの分野で使用されるハイテク素材、デジタルを使った商品やサービスなど、広い分野をまたぐトレンドとなりそうです。

トレンドキーワード「ギグエコノミー」とは

ギグエコノミーとはあまり聞きなれない言葉ではありますが、フリーランスの人などが単発で請け負う仕事を指します。ミュージシャンが即興で演奏をする「ギグ」が語源だと言われています。

以前はライター、翻訳家、デザイナー、コンサルタントなど比較的高度なスキルを持った人が中心でしたが、現在は飲食店のウエイターやウーバーのドライバーなど、特別なスキルのない人でも出来るようになりました。このような働き方をする人をワギグーカーと呼びます。

ニューノーマルの生活の中では仕事に対する価値観が多様化しているだけでなく、深刻な人手不足も問題視されています。これらの問題を解決する新しい働き方が、ギグエコにミーであるといえるでしょう。

また、ギグワーカーの多くはアプリを使って仕事を探すため、ここでもトレンド・キーワードの1つであるテクノロジーが使われています。

2023年 引き続き流行りそうなもの

アウトドア志向、地方への移住

コロナ禍からの流行ではありますが、ニューノーマルな生活の中でも引き続きトレンドに上がっています。コロナ禍において田舎に出掛けることの楽しさを見出した人々が、今後も同じ様な生活を継続する見込みがあるからです。

このような自然に触れたいという前向きな理由での需要がある一方、都市部の地価の高騰、犯罪の増加などマイナスの理由で地方への移住を決める人も多いようです。

海外旅行

コロナ禍では行くことのできなかった海外旅行の需要が復活します。特に子どもを持つ消費者はこの3年間できなかった旅行を通し、子ども達に何かを学ばせたいと考える傾向もあります。行先は近隣の国々だけではなく、欧米からもアジア圏へ足を延ばす人が増えそうです。

スキルアップへの投資

コロナ禍においてオンラインレッスンを受講することに楽しさを見出した消費者が、引き続き自分磨きを続ける可能性が高いと考えられています。

人気のレッスンは外国語と料理ですが、海外では得にヴィーガンレシピを習う料理教室が人気です。

2023年に流行るビジネスについて

こちらの記事では2023年のトレンドの傾向をお伝えしましたが、次回以降の記事ではビジネスに生かせるよう各業界のトレンドもお伝えしていきます。

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