アイスブレイクとは?商談.営業.会議.ビジネスに使えるネタ&トークテーマ
アイスブレイクとは?
初対面やさほど親しくない相手に会って話す場合、なんとなくギクシャクした空気が流れてしまいがちではないでしょうか。そのような空気感を氷(アイス)に例え、それを意図的に壊す行為を「アイスブレイク」と呼びます。「場の空気を暖める」という意味合いなので、「暖める≒氷を壊す」とイメージしやすいかもしれません。英語ではアイスブレイクではなく「Icebreaker(アイスブレーカー)」と表現しますが、日本では「あなたがアイスブレーカーになってくれて助かりました」のように、アイスブレイクする人をそう呼ぶこともあるようです。
アイスブレイクの定番と言えば自己紹介や簡単なゲームを思い浮かべるかもしれませんが、ビジネスの場ではスモールトークがアイスブレイクになることが多でしょう。
※スモールトーク(small talk)とはちょっとした雑談を意味します
アイスブレイクはなぜ必要?メリットとは
アイスブレイクが必要な理由はあえて説明するまでもないかもしれませんが、営業や商談をギクシャクした空気のまま進めてしまうと、いくら本題の商品説明が素晴らしくても、相手の心に届かないまま終わってしまうこともあるからです。
アイスブレイクでリラックスしたムードを作ることで、相手の本心を引き出すことや、こちらの話を聞いてもらうことが容易になります。
ビジネスシーンのアイスブレイクで使いたい!スモールトークテーマ&ネタ
アイスブレイクで忘れてはならないことは、その場にいる人たち全員が楽しめるネタやテーマを提供することです。ネタと言っても自分のことを話すのではなく、質問形式などで相手に話してもらうことがポイントです。そうはいっても初対面でいきなりプライベート過ぎる質問はタブーなので、下記で鉄板ネタを紹介していきます。
スモールトークの鉄板ネタ「キドニタテカケシ衣食住(木戸に立てかけし衣食住)」とは?
キ:季節・気候
ド:道楽・趣味
ニ:ニュース
タ:旅
テ:テレビ
カ:家族
ケ:健康
シ:仕事
衣:衣類
食:食事
住:住居
これだけではまだイメージが沸きにくいので、下記でさらに具体例をあげていきます。
スモールトークネタ1. 訪問中オフィスのある地域の話題
オフィスの近くのことなら、そこで働く人達全員が詳しいはずです。オフィスの立地や景観を褒めるだけでも良いですが、それに質問を加えるとさらに場が盛り上がります。
たとえば「この辺りのランチはどこがおすすめですか?」「コーヒーの美味しいお店はありますか?」など、教える側も楽しめる質問が理想です。
スモールトークネタ2. 相手の良いところを見つけて褒める
着ているスーツやネクタイを褒める、女性ならネイルを褒めるなど、相手のファッションや持ち物を褒めると好感を持ってもらえます。「どこで買ったのですか?」などの質問を付け加えるのも良いでしょう。また、名刺のデザインや名前、オフィスのインテリアを褒めるのもアリです。
スモールトークネタ3. 業界のニュース
スポーツや芸能ニュースに興味のある人は多いとはいえ、そうでもない人もいます。業界のニュースならその場の人たち皆が参加することができます。仮に相手がそのニュースを知らなかったとしても、教えてくれて有難いと思ってもらえることが多いでしょう。
スモールトークネタ4. 休暇や休日の過ごし方
お正月やお盆などに何をしていたか(或いは予定)を質問すると、そこから相手の趣味を知れたり、帰省していたなら出身地を知れたりと、様々な会話のきっかけになります。
プライベートに踏み込み過ぎるのは良くありませんが、次に訪問する際の話題も広げることができるのでおすすめの質問です。
海外の人と英語の商談でも基本は同じ?
日本の企業同士の商談でアイスブレイクが有効なことは確かですが、海外のとビジネスにおいても同じことがいえます。むしろ日本人以上に雑談を好む傾向があるため、無駄に思えるような会話も海外のクライアントやビジネスパートナーを作る際には欠かせません。
英語で雑談をするのは難しく感じるかもしれませんが、この記事でご紹介したようなネタをそのまま英語にするだけなので、日常会話レベルで問題ありません。次回の記事では英語の商談や海外向けビジネスで使える、スモールトークの例文をご紹介していきます。