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2019年のキーワード?「顧客中心主義」の本当の意味とは

2018.12.27

顧客中心主義

来年2019年のマーケティングのキーワードとして「顧客中心主義(customer-centric)」という言葉が挙げられます。

2018年初頭に、イギリスのMarketing WeekとMiQが合同で行ったアンケート調査では、42.2%の企業がマーケティングにおける最も重要な要素として、「顧客中心主義」を挙げました。

これは、「素早さ」や「製品及びブランド中心主義」などの他の要素の倍以上の回答数を集め、マーケテイング担当者の間で、いかに重要視されているかが窺えます。

これに伴う企業内の変革として、CMO(マーケティング責任者)が、CCO(顧客責任者)と呼ばれるようになるケースが増えています。

2014年にCCOを持つ企業が14%であったのに対し、2018年は90%まで増加しました。

それにも関わらず、同じくMarketing WeekとMiQの調査によれば、2018年の「顧客中心主義」の達成率は5.8%にしか及びませんでした。

そもそも「顧客中心主義」とは?

顧客中心主義とは、顧客の声に耳を傾け、それをサービスや製品の向上に生かすことで、結果的に企業の利益を上げていくことを指します。

それではなぜ今になって、顧客中心主義が重要であると考えられるようになったのでしょう。

デジタルの普及した現代においては、マーケテイング担当者が仕掛けなくても、顧客がSNSや口コミサイトなどを通して、別の顧客や利用者の声を聞くことができるようになりました。

顧客ひとりひとりを大切にすることが、企業やブランドのイメージや売り上げに、より大きな影響を与える時代へと移り変わってきたのです。

日本の「顧客絶対主義」との差は?

日本では、「顧客の言うことは絶対に正しい」というような、「顧客絶対主義」が古くから蔓延っているように思われます。

しかし、顧客の無理な要求までも聞き入れ、企業側の損失に繋がってしまっては、何の意味もありません。

「顧客絶対主義」では、顧客の期待や要求を満たすことができても、それを超えることができないのです。

「顧客中心主義」の場合は、顧客の期待や要求を満たした上で、そこに付加価値を加えることが求められます。

したがって、要求を丸のみするのではなく、期待に応えられるような提案をすることで、企業と顧客両方の利益を生み出すことが正しいとされます。

「顧客中心主義」を目指すために

顧客中心主義は、ただなんとなくするのでは、企業の利益に結び付けることができません。

達成したと言い切るためには、目標設定が必要となってきます。

たとえば、顧客の意見に耳を傾けることにより、利用者側の立場に立った製品の開発に結び付け、その結果売り上げを○○%上昇させるというような、明確な目標がない限り、「顧客中心主義」を続ける意味はあまりありません。

まずは、製品やサービスの向上の第一歩として、2019年は顧客との距離を縮めるところから始めてみてはいかがでしょうか。

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